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zoom RSS 映画 「パーソナル ソング」

<<   作成日時 : 2015/02/06 22:40   >>

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心地よい青空の立春でしたが、一夜明けると打って変って雪の予報
そして今日は早春らしく、陽は射すけれど風の冷たい一日でした
春の空も目まぐるしいですね

先日、気持ちのいいお日和でしたので、OTTOと映画「パーソナル ソング」を見てきました

今、世界に4,400万人いると言われる、いわゆる認知症の人々ですが
2050年には1億1,500万人に増加すると予測されているそうです
治療法もなく、一人一人のかけがえのない人生の記憶や喜びを失って生きている
こんなにもたくさんの人々
そんな人たちに、音楽の力を信じる一人のソーシャルワーカーが試みたのは・・・

奇跡としか言いようの無い効果に驚きました 
音楽の力はどんな投薬や介護よりも強く、一人一人を蘇らせる力があるのですね
音楽好きな私達には勇気の出た作品でした
この頃、物忘れが気がかりな二人、認知症と言う言葉を一番気にしている年代ですもの

誰も避ける事は出来ない老い、体も脳も感情も反応を失って・・・??
いいえ、決して失ってはいないのですね
昔、生き生きと生きていた頃聴いた音楽が、魔法のような力を発揮して深く埋もれてしまったもの
を蘇らせてくれるのですから

この映画の原題はAlive Inside(中は生きている)、外見は痴呆だけれど、中身は生きいきしている のです
そして、一番大切なキィワードが日本語による題名に現れています。
パーソナル、そう この療法は、は〜い、皆さ〜んって集団で音楽を聞かせる事ではなく
ほかの誰でもないあなた・・・一人のかけがえのないPersonに、
その人のかつて愛した音楽を届ける事で成り立つのです

集団に向かって音楽を聞かせるのは、ある程度の効果もあるし手間も省けるでしょう
でも、一人一人の過去を辿って、その人が愛した音楽を探し出すのは、たやすい事ではありません

この音楽療法が効果をもたらすのは、何よりもそこにこうした計り知れない作業と
対象者一人一人への愛と情熱があるからでしょう

副作用のある薬も特別の技能も必要としない治療法は、医療費の大幅な節約だけでなく
看護、介護を大きく助けます

衰えた機能も復活しますが、それよりも、胸を打つのは、楽しく幸せな表情が蘇り
リズムを刻みステップを踏み始めるばかりか、全てを忘れていた事など嘘のように
記憶を取り戻し、語り始めることです

本人ももちろんですが、この大きな変化は、まわりの人々にも幸せな喜びをもたらしてくれます
痴呆なんて冷たい言葉を無くすために、この療法が広まって欲しいと願います

帰り道、お互いに「好きな音楽をエンディング ノートに書いておこうね」と約束しました

将来、ぼんやりしてしまうかもしれない私を、目覚めさせてくれる音楽はなんでしょう?

「Taoに唄える」って名付けられた、幼い私の為に父が作詞作曲した小さな幾つかの歌かしら?
妹たちと飽きもせず歌っていた抒情歌? 世界の民謡?
初めて買ってもらったステレオで、夢中で聴いたホロヴィッツ演奏のソナタAppassionata?

i podを持っていない人たちには、歌を唄ってあげるのもいいのでしょうか? 
やさしくボディタッチをしながら・・・
ピアノやハーモニカなどの楽器も、何かを呼び覚ますことが出来るでしょうか?
私の、あなたの、目の前の人に

帰りに立ち寄ったショッピング街には、立春恒例?の太巻き寿司がいっぱい売っていました
数年前に初めて みんなの真似っこをしてかぶりついてみましたが、我が家には定着しなかったようです
海の色を残した(芥川龍之介が、さんまを詠んだ時の言葉です)目刺し、帆立のグラタン、頂きものの千枚漬け
などなどで立春の夕食としました

春は名のみの〜♪、毎年この頃になると歌う歌です
陽射しが少しづつ伸びてきているのを感じます
いつものように、書いたけれどそのままにしていましたが、矢張りこの映画をお勧めしたくて
公開ボタンを押します
川崎市のアートセンターをはじめ、まだどこかで上映中だと思います。







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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
私も観たい。
DVDになるといいな〜(^^ 
一人一人の心の歌を探すって、どんな風なんでしょう?
私もお年寄りの施設でみんなと歌うけれど、すごくいい時間です。
今、生後2か月の孫に歌ってあげると、赤ちゃんもうーうーと一緒に歌い始めます(笑)
そうそう・・「早春賦」もレパートリーの一つですよ!
歌ってすごい力を持っていますよね。
とにかく、映画!! 

MONA
2015/02/07 20:01
MONAさん
そうなの! 歌は素晴らしいわね。
この映画は横浜では黄金町のシネマ ジャックアンドベティで、
川崎では小田急線新百合ヶ丘のアルテリオで、共に今月の13日
まで上映しています。
見に行けるといいですね!是非、行って(*^_^*)
黄金町の方は11:45〜の一回だけのようです。
Tao
2015/02/07 21:33
こんばんは。
住む町に映画館が無くなって、映画を観る機会がめっきり無くなりました。

大勢が歌う歌では無くあなた一人がその人に歌う歌・・というところにカギがあるように思います。
その人の昔の写真を広げて昔話をするというのにも似ているようで。

それにしても認知症患者の予想人口が多いですね。
ひとりになっても在宅で最期を迎えたいなど思っていても、認知症になったらそれは
叶わぬことになりますね。
認知症って人間の尊厳を持てなくなりますね。

映画観てみたいと思います。
はなこ
2015/02/08 00:02
はなこさん
お年寄り、認知症患者、要介護者・・・一括して
呼ばれ扱われるのは嫌ですね。
動けなくなっても耳が聞こえなくなっても、たとえ命の終焉が
目前に迫っていても、中身は”生きている”のですものね。
閉ざされた世界に籠り、なにもかも忘れ、体の一部さえ
変形してしまっても、”好きだったでしょう?”って聞かせて
くれた音楽で・・・!
アルテリオは、すぐそこよ。13日までに行ける日がありますように!
Tao
2015/02/08 10:53

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