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zoom RSS 愉しい”おまけ”

<<   作成日時 : 2014/04/01 23:34   >>

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つい先日、神田神保町の春の古本まつりが終わりました。
若い頃はこの催しが楽しみで良く通ったものです。
本は大好きでしたが、そんなに古本市に行くほど古書に魅力があったわけではありませんが、今思うと、あの
雰囲気にあこがれる気持ちがあったのでしょう。

この市を楽しみに来ているマニアックな人達に混ざると、ちょっぴり大人になったような気がしたものです。

この頃、そんな古書店ではなく、どこの町にも馴染みになった気軽な BOOK ○○があります。

今日は、そこで手に入れた文庫本「ヘリオット先生の動物家族」の話、いいえ正確に言えば、その本に見つけた素敵な”おまけ”の話です。
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著者はイギリス、ヨークシャーに住む獣医ヘリオット先生。
獣医さんの優しさ暖かさ、そして家畜やペット、その飼い主との大変で愉快な毎日。

たゆまぬユーモアに心が充たされ、惜しむように読んだ最後のページに、この暖かな物語を一層味わい深くさせてくれる愉しいおまけを見つけました。 
幼い文字で書いた素敵な献呈の言葉です。

公にしていいのかと暫く悩んだ書き込みですが、幸せなお兄様のお名前の一部を隠してお見せします。
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ね、何だか微笑ましく、愛情と親しみが籠っているでしょう? 
今から24年も前、可愛い名前の こるりちゃんとお兄さんに何があったのでしょう?
この素敵な物語を贈ったのは、もしかして進学か何かで遠くに行ってしまうお兄様へのプレゼントだったのかな?
それとも、夏休みの宿題を手伝ってもらった、お礼でしょうか?
お洗濯をしてあげた誇らしそうな感じが、強い筆圧のしっかりした文字から伝わって来て微笑ましいですね。

そして、一緒にこんなチケットの半券も挟まっていました。 日本橋高島屋で開かれたミュシャ展のものです。
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 見に行ったのは きっと本を贈られたお兄様ですね。
本を貰ってから17年後に 絵画展に行ったティケットを しおりの代わりに挟んだのは、妹から贈られたこの本を気に入り手許に置いて何度も読みかえしていたからでしょう。

チェコに旅した時、プラハの聖ヴィート教会の大聖堂を一面に飾っていたチェコの画家アルフォンス・ミュシャの
ステンドグラスを思い出しました。
柔和な色彩感覚と独特な光に満ちたミュシャの絵と、この仲良しの二人の姿が重なり、本そのものに劣らない
豊かな余韻を残してくれた兄妹に、色々な思いや想像をかきたてられました。

私は3〜4か月に一度、心臓内科に薬を頂きに通っていますが、予約時間は有っても無いのと同じ、いつも
3時間くらい待たされます。
その間に、近くのBook ○○に出掛けて肩の凝らない活字の見やすいワンコインブックを買って退屈な時間を
しのいでいるのです。

今日は、病院での長い待ち時間のお蔭で楽しい本に巡り合い、ずっと昔のどこかの微笑ましい兄妹の様子を
垣間見た、いい一日でした。






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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
この本がTaoさんの手に渡ったのは偶然かしらって思いました。
こんな風にその時のシーンが蘇るのは、Taoさんだからこそですよね。
本だけが知っているそれからのお話、聞いてみたい気がします。
MONA
2014/04/02 22:20
本に限らず”出会い”ってありますね。
サインの最後は、どうやらロシア語かな?
なぜロシア語?!・・・想像は、ますます膨らむばかりです(*^_^*)
Tao
2014/04/03 19:06
おお 良い物語ですね。
手書きの文字から、その暖かさや可愛さが伝わってきます。
後半の文字もラテン語系の言葉?でしょうか?
たいへん興味深いですね〜 
本読みと山歩き
2014/04/05 15:18
本読みと山歩きさん
お元気ですか?人様の事は言えませんが、3/9以来更新が無い
ので心配していましたよ。
幼い人の心を虜にした「ぐりとぐら」の著者、中川李枝子さんが
”面白い本の事に大変詳しい人から、とびきり面白い獣医さんの本
があると教えられた”と書いてある通り・・・の本です。
獣医であり、上野動物園の園長さんでいらした中川志郎氏の名訳を
得た事も、李枝子さんの後書きを読むと素晴らしい巡り合わせの
ように思えて、ますますこの本が愛しくなりました。
お勧めします(*^_^*) 
野山、うごめき始めましたね。楽しみにしていま〜す。
Tao
2014/04/05 23:28

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